三宅島へ行って来た2 |
三宅に入る前には「ガスマスク」を購入しなければなりません。 そういうわけで、船内で装着の練習。 右手のは亜硫酸ガス用カートリッジです。この段階ですでに呼吸はダースベイダー です。シュコー、シュコー。 そして降りたった三宅島。島内をあちこち、元職場仲間のレンジャーに案内して もらう。これは噴火した雄山の頂上。この上にまだ標高80mあったと想像して みて下さい。今は直径1.6km、深さ500mの陥没噴火口ができています。 そしてそこからガスと水蒸気が常に出ています。左手白いのは水蒸気です。 生々しい泥流の跡。周りの木は全部ガスで枯れてしまっています。 そして、極め付け、泥流のすごさ語るこの一枚。 何だかわかります?神社の鳥居です。人がくぐるあの鳥居です。 それが泥流でここまで埋まってしまいました。2m近く積もったことになるでしょう。 それでも、ガスの被害が少なかった地域にはこんな緑が残っています。 ここはレンジャーが常駐する施設のある池の周りの森です。シイとタブの木で囲まれ うっそうとしていますが、上のほうはガスの影響でやはり枯れています。 (写真ではわかりませんが) そしてこれがその施設であるアカコッコ館の入り口看板。かびかびです。 ちなみにアカコッコはツグミの仲間で島のシンボルバードです。 館内は汚れ放題、観察用の望遠鏡や双眼鏡は全部カビにやられ、ビデオもダメ。 まだ水道管が来ていないので、掃除もできません。電話もつながらないので、 まさに陸の孤島ならぬ、孤島の孤島です(T_T)。村長、早く水道通してあげて 下さい!これで5月15日オープンは無理ですからっ!! そういうわけで、島のあちこちを周り、時々外に出るとやはり温泉の硫黄臭さに 囲まれ思わず咳き込むこともしばしば。外見は普通でも空気が違うとやはりここ がまだ火山ガスと共存していることを思い知らされます。 咳き込みはしましたが、結局ガスマスクの出番はありませんでした。 調査の話しは次回にして、最後におまけ。 島で数少ない食堂(レストラン)でたべたその名も くさやピザ! お味の方はといいますと、くさやの臭さとチーズの臭さがマッチングして、微妙に 美味しかったです。くさやが入っているといわなければ、きづかないくらい。 けっこうクセになるかも。来島の際は是非チャレンジしてみて下さい♡。 |
by hirugi1
| 2005-05-09 22:32
| 日常
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